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Posted by ミリタリーブログ at

2014年03月24日

映画「図書館戦争」をみたので苦言をはいてみた



「図書館戦争」
舞台は2019年の架空日本となる。高校3年生の時出会った一人の図書隊員に憧れて図書隊入隊を志した少女・笠原郁。ストーリーはそのまっすぐな成長と恋を追うとともに、メディアの自由を巡る人々の戦いを描く。
by wikipedia

メディア良化法という法律が施行された架空の日本で、メディアのうち「本」に注目したおはなし。
健全な図書というガイドラインに則っていない本はすべて処分されてしまうのですが、図書館だけは「図書館の自由を守る宣言」に則って、本を保護し、対抗していくという感じです。
いろいろあって、検閲する「メディア良化隊」と図書館側の「図書隊」が戦ったりします。

僕は小説は読んでいません。アニメは見ていました。
ファンが多い作品ですので、個人ブログとしてでもこう発信してしまうのはどうなのかと思いますが…
ぶっちゃけると、そんな好きじゃありません…

小説では説明されているのかもしれませんが、アニメや映画では語られていない部分や疑問点が多すぎて、どうしても割り切れずに作品の設定に説得力がないからです。

・実銃が採用されている流れが理解できない。
・少なくとも、図書隊は威嚇射撃だけということだけど、実弾使っている以上無理があるのでは…(火薬量へらしているのか?)
・前線ではやっぱりそんなこと言っていられずに短機関銃でバラまきまくりだし(ここらへんは、現場と建前の違いがあるのかもしれませんが)
・図書隊は基本的に防衛戦。対暴動鎮圧用の装備のほうがいいのでは(ゴム弾、放水、催涙、スタンなど…)

・作中、よく本屋が強制検閲にあっているが、ひとまず出版する前段階で検閲しろよ!
・つまりは、強制的に出版していく「武装出版社・武装印刷所」がまかり通っているのだろうか?
・本屋は反社会的なお店なわけで、検閲後に「いやーダメージ大きいですよー」で終わっちゃうような規模には見えないんだが、営業できんの?(本の単価があがり、一冊6000円とか途中のニュース映像があったそこらへんの関係…?)
・図書館ではその反社会的な本が読めちゃうし借りられちゃうわけなんですが、市民同士でなにかいざこざとかないんだろうか。
・メディア良化法自体には、国民は冷めている…?


あえてすべて語ったりあきらかにするようなストーリー展開ではないのですが、どうしてもここらへんの説得力が弱くて話に集中できないんですよね。
小説だと、流れに勢いがあるんでいいんでしょうけど、映像化されたときにここらへんがひっかかっちゃっている感じが…

ま、逆に無茶な設定のおかげで、日本人が銃をバリバリ射撃している映像が見られたわけです。
9mm機関けん銃と89式がこんなに活躍する映画も珍しいと思います。


9mm機関けん銃ばっかりだった…


89式かっちょええ!


図書館の敷地内での戦闘後は、薬きょう拾い…


良化隊は、占拠しにやってくるんで、盾まみれ


MP5です。

そんなかんじでした。あい。
苦言はありますが、岡田っちのCQBシーンはかなりがんばっていたと思います。
映画としての出来は、悪くないと思っています。映画の尺に、ちゃんとストーリーをコンパクトに収めています。
あとは…物語に納得できるかどうか、ぜひ見てみてください。  

Posted by ダイゴロー at 01:40Comments(2)雑記